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2の檻……海
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どのくらい寝ていたのかよく分からないけど目が覚めかけたとき……
近くで人の気配がしてそれが暖かくてその方へ抱きつくと……
「フっ………そんなに、懐いてくれるとはな〜」
と抱きついた人が笑った……
そして……
「…………っ!?」
その人が誰か思い出してガバッと起き上がった。
「いっ…………!!!!」
まだ治りきっていなかったキズに痛みがはしった。
そのままベッドに倒れ込んだ……
「大丈夫か?」
と愁様はクスクスと笑いながら声をかけてきた。
「だ、大丈夫じゃないです……」
と答えると…
「まあ、あれだけの怪我してたんだからな〜無理もねぇよ。今日明日はベッドで安静にしとけ」
といいながら頭を撫でられた。
頭撫でられたのはとても久しぶりで……
思わずニヤけてしまった…
「なーに笑ってんだ?」
とゆっくりと撫でていた手を髪をくしゃくしゃ掻き回すように撫でられた。
「ちょっ、愁様!やめてください!」
「いいじゃねぇか〜どうせ寝起きで寝癖だらけなんだからよ〜」
と掻き回す手をやめてくれなかった。
その時……
トントン
と扉を叩く音が……
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