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個人レッスンを始めましょう。1
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夕飯は「今日は僕が作るけど、段々交代で作ろうね」ってことで翔さんが作ってくれた。
なんてことないクリームシチューだったんだけど、俺が仕事をしてる時にパンも焼いていてたらしく手作りの熱々パンが出てきた。
これがまた美味いのなんのって。
まぁ、夕飯も食べ終わり、俺が洗い物と後片付けを終えると翔さんが材料を持ってやってきた。
翔さんが手に持ってきたのは、「卵」だけ……?
「洗い物、終わった?」
「はい!終わりました!」
「じゃあ、今日は卵の割り方と混ぜ方からやっていこうね。基本的なとこからちゃんと学んでいこ」
「はい!」
なるほど。
何事も基本からってことか。
「じゃあ、まずは卵を割ってみてくれる?」
そう言って翔さんは俺に卵とそれを割りいれる為のボールを手渡し、俺の背後に回った。
卵を割りいれるくらいは俺だってちゃんとできる。
「言っとくけど、殻とか入れないでね」
「わかってますって!」
そう言って俺は少しだけ頬を膨らませた。
そこまで素人じゃないんだからバカにしないでほしい。
カンカンカンッとボールの隅で殻にヒビを入れて、間に親指を入れ卵を破ろうとした時だった。
「ひゃうんっっ………」
俺の甘い鳴き声とともにグシャッと潰れる卵の音。
驚きでビクンと波打った体。
一瞬何が起きたかわからなかった。
卵を割るのと同時に翔さんが俺のあそこを、ゆっくりと絞ったのだった……。
俺の耳元で楽しそうに囁く翔さん。
「はい、失敗だね?」と……。
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