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個人レッスンを始めましょう。(翔)
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〜翔side〜
「あんまり見ないでください!もういいでしょ!!言ったんだから!」
僕の方からフイっとそっぽを向く俊希くん。
何それ……。
もっと意地悪したくなる。
彼は無意識にやってるんだろうけど、僕からしてみれば誘ってるようにしか見えないんですけど。
『もっといじめて』って。
なぁんて、うそうそ。
「あ、あぁ、そうだね。じゃあ何個かまた卵持ってくるから『手』洗っといて」
照れて真っ赤になった俊希くんを見ていると、なんだかこっちも恥ずかしくなる。
頬を赤らめた俊希くんをもっと見てたいけど、今はまだレッスンの最中だからダメだよね。
自制心を保たねば。
僕は名残惜しいながらも、俊希くんに背を向け冷蔵庫へ向かった。
「可愛すぎだよ……」
思わず心の声が漏れる。
もっと、もっと俊希くんのいろんな顔を見たい。
もっと、もっと俊希くんを虐めたい。
これが恋愛感情なのかはまだわからないが、多分僕は俊希くんを気に入っている。
まだ、会ったばかりでいきなりこんな意地悪するのはどうなのって普通に考えればわかるけど。
それはまぁ、関係ないよね。
だって、気に入ったんだもん。
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