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パンケーキに蜂蜜をかけて。5
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聞いてしまった後に、やっちまったなとは思ったがもう今更どうすることもできない。
なんで朝からパンケーキを作る流れからこんな事になってんだよ……。
「僕が童貞かって?バカにしてるのかなぁ、俊樹くん」
「いや、なんでもないです!すみません!!」
謝ることしか出来ないが、謝ったって今後俺がどのように行動したってこの先の展開は変わらない気がする。
きっと『お仕置き』とか言うんだろうな……。
なんとかそれだけは阻止せねば。
「ごめんなさい。翔さん、本当に」
「別に謝んなくていいよ」
「ごめんなさい」
「だから謝んなくて良いって言ってんじゃん」
崩れぬニヤニヤした笑顔が本当に恐ろしい。
それに早くパンケーキ作らないとだし……。
「ねぇ、俊樹くん」
「は、はいっ!」
「僕が童貞か疑わしかったからそんな質問したんでしょう?」
「いえ、違うんです!売り言葉に買い言葉的な感じで……。だからそんな深い意味は全くありません!!」
必死に弁解するも、必死になればなるほど墓穴を掘ってる気がしなくも無い。
「じゃあ、試してみる?僕が童貞かどうか」
「へっ!?」
俺の口から間の抜けた声が静かに溢れる。
え、待って下さい……、え?
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