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翔さんと、約束3
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『忘れないように』って紙を持って来てくれるなんて、翔さんにしては優しい。
僕は紙にさっき言われたことを書いていく。
1、今日から僕は翔さんの家、この店で寝泊まりすること
2、明日から働く、返事は当たり前
3、指示には必ず『はい』と言って従うこと
4、翔さんのとこから何も言わずいなくならないこと、消えないこと
「書き終えました」
そう言って鉛筆を返した。
なんか思ったより、普通の約束だ。
この人のことだからもっととんでもないのが来ると思ってたから。
俺がそんな事を思っていると、翔さんは口を開いた。
「普通の約束で安心した?」
心を読まれたような質問にどきっとしたが、嘘を付くようなことでもないので正直に答えた。
「はい……」
「僕だって、君をちゃんとしたパティシエに育ててあげたいと思ったから雇うことにしたんだから仕事に関してはそんな、なにもしないよ」
その言葉を聞いて安心した。
この人案外まともでいい人かもしれない。
そう思ったのはやっぱり一瞬で……。
翔さんは、俺のアゴを持ち上げ自分の方へ目線を向かせた。
いたずらっぽく笑う翔さん。
とても楽しそうだ。
そして僕の耳元でこう囁いた。
「もし破ったら、容赦無くお仕置きだからね♪」
俺の背筋が凍りついたのは言うまでもない。
「俊希くんは今日から僕の奴隷♪」
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