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朝ごはん食べたいんでしょ?1
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もぐもぐ……。
俺の前で美味しそうにケーキを頬張る翔さん。
ぐーぐーー。
「すごい音だね」
ケラケラ笑う翔さん。
そして、軽く俺のお腹をつついた。
翔さんだって冗談だったつもりに違いない。
なのに……。
「はんっ……。って、何するんですか!?」
いきなりツンってされ声が出てしまう俺。
驚いた顔で俺を見る翔さん。
目を丸くしている。
……。
実はくすぐりに弱いのだ。
知られたくなかったのにっ。
「おぉ。いい声ーー。てか俊希くんくすぐりも弱いんだね」
だけど驚いたのもつかの間。
俺の弱点を見つけた翔さんは、新しいおもちゃを手に入れた子供のように目をキラキラと輝かせた。
「もう少し近づいてよ、俊希くん♪」
「え……。っと、いや、大丈夫です……」
今近づいたら、絶対くすぐられる。
それぐらい、バカな俺でも分かるから。
ジリジリとなぜか近づいてくる。
最後の一口をパクっと口に収めて、両手があいた翔さん。
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