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第六十八話
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〜韵〜
雛)「ど、どうしよう…き、嫌われちゃったかな…」
韵)「大丈夫だよ」
頭を撫でながら罅が出て行ったドアを見つめる
雛)「わ、私!お、追いかける!」
ドアを丁寧に開けて走って行った
韵)「大丈夫かな…」
貂)「お前は雛ばっかりなんだな」
韵)「…え?」
伽)「貂眞落ち着いて?」
貂)「あいつ好きな人いるしお前の所なんかすぐ離れるかもな」
俺は思いっきり机を叩いた
韵)「そんなの嫌に決まってんだろ!」
貂)「じゃあなんで言わねぇんだよ!あいつ不安がってんのは丸分かりじゃねぇか!」
韵)「今は無理だ…」
貂)「雛がいるからだろ?お前ら付き合ってるからだろ?」
皆知らなかったのか驚いた顔になった
韵)「付き合っていた…が正解だよ」
貂)「あいつが交通事故で記憶を失ってショックであいつを引き取るとかほんとお人好し」
韵)「黙れ!」
伽)「いい加減にしろ!辞めろって言ってるだろ!」
目に涙をいっぱい溜めてそれはまるで子供にしか見えなかった
伽)「いくら…喧嘩でも…悪口は…言うな…」
伽羅は過去に喧嘩したまま離れていった親友がいたそれを思い出したんだろう
韵)「…すまない」
貂)「来い」
伽羅は貂眞の膝の上に乗って涙を舐めてもらっていた
韵)「でも、俺自分が可愛いと思ってたんだな…」
貂)「お馬鹿の間違えだろ(笑)」
韵)「うるさいなー(笑)」
伽羅も委伍も郁弥も笑っていたから良しとしますけど!?
でも、これでけじめがついた
韵)「…俺告白するよ」
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