アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第一〇六話(番外編)
-
〜罅〜
委)「どないしよう!?」
罅)「一旦落ち着きましょう!」
こうなったのは約1分前
委)「注文どないする?」
罅)「ここのジンジャエール美味しいってほんとですか!?」
委)「浩二達から聞いたんやな(笑)」
罅)「はい!」
委)「めっちゃ!旨いで!ほな、それ2つ頼もうか!」
罅)「わぁい!!!」
ガ…ガキとか思うなよな!?
この前飲んだ時記憶が吹っ飛んでたし…
それから禁酒してんだよ!
委)「酒飲もうって言うてここ来とんのにジュースとか(笑)」
罅)「ジュース美味しいですよ?」
委)「せやな(笑)」
なんか爆笑された…
罅)「そう言えば兄貴の裏声って聞いた事あります?」
委)「あ、あるでほんと女子みたいな…」
話の途中で考えこんでしまった委伍さん
罅)「…?いくm…委)「どないしよう!?」
罅)「一旦落ち着きましょう!」
と、最初に戻ったのだ
罅)「落ち着きました?」
委)「あ、あぁ…」
罅)「何があったんですか?」
委)「…あいつの声と女の人の声が似とる事に今気づいてな…いつもなら気づけるんやけど…」
罅)「焦ってる時は判断力は無くなりますから…」
委)「どないしよう…嫌われた…?」
罅)「そ、そんな事無いと思いますよ!?ほ、ほらメール履歴見たら結構着てたりして〜」
委)「…せやな…?あいつ心配症やったな
…」
委伍さんが電源を入れてメール履歴を見ると一瞬固まって泣いてしまった
罅)「どうしたんです?」
そこには100越えてるメール履歴が…
罅)「ほら…心配されてるんですよ…帰りましょう?」
委)「…いや…」
罅)「え?」
委)「罅が楽しみにしとったジンジャエール飲んでからにしよか」
優しく笑ってくれた委伍さんはやっぱり優しく先輩なんだなって思ってしまった
店)「失礼します。こちらジンジャエール2つとお手紙でございます」
委)「…手紙…?」
店)「失礼します。」
罅)「気になりますね?」
『委伍へ
今回こんな事になって傷付けてしまってごめんなさい…今回…付き合って4年目に丁度になり、言いたかった事があったから韵に頼んで練習してたんです…もし、聞いてくれるならお店の前で待ってます…来てくれたら嬉しいです…』
罅)「…行きましょう…?」
委)「…うん…!」
急ぎ足で外に行くとやっぱり郁弥さんは居て
委)「郁弥…!」
嬉しそうに抱きついて行っていた
郁)「良かった…出て来てくれて…」
委)「すまんかったな…俺の勘違いやったったって気づいたんや…」
郁)「んーん…いいよ…こうやって抱きついてくれたし」
委)「大好きや…」
郁)「俺もだよ」
二人は暫く抱き合っていて俺はお会計を済ませた後ほんとに良かったなって思った
委)「あ…言いたい事ってなんなん?」
郁)「…俺、権堂郁弥は目の前の稲葉委伍を真剣に愛する事を誓います!!!」
ポケットから小さい箱を取り出して膝まずきそれを開けた
郁)「結婚して下さい」
委)「…っ!!!アホ…男同士は結婚出来へんねんで(笑)でもしょうがないから籍入ったる!」
郁)「ありがとう…ありがとう…」
委)「…こっちのセリフや…」
その後伽羅さん達の家で誕生日会をやり大成功となりました!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
109 / 132