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秋人はポットに新しく水を注ぎ、お湯が沸くまでイスに座りながら待つ事にした。
「サイカさん怒ってなかったし、ブラウニー凄く喜んでくれたな……。」
サイカの事を好きだと自覚してから、モヤモヤしたり、ドキドキしたり胸のあたりが今までにないくらい騒がしくなった。今回も恥ずかしさのあまりこんなことになってしまったが、なんだかちょっぴり嬉しくて、サイカの顔を、声を思い出すたび幸せな気分になる。
(はぁ、早く居間に戻りたい…お湯はやく沸いて…。)
頬杖をつきながらポットをみつめる事数分……。ようやくお湯が沸いたようだ。
急須に新しくお茶っ葉を入れ直しお湯を注ぐ。
「コポコポコポコポコポコポ」
急須から上がる湯気に、お茶のいい香り
ゆっくりと二人の湯飲みにお茶を注ぐと秋人はウキウキしながら居間にむかう。
(早く、早く会いたい…。)
秋人の足取りが、少しはやくなった。
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