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最悪、災厄:猫
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あの後客足が戻ってくることはなく、一日目はそのまま終了した。
今日は婦警の格好。
昨日の一件があったにもかかわらず、大繁盛してる。まぁ、一日目来たやつが二日目も来るわけじゃないし、どこかのクラスでそういうのがあったってだけでここがそうだとは思わないんだろうけどさ。
女子がまだ若干心配そうにこっちを見てくる。
『黒井くん。大丈夫?』
『やっぱり服装変えとく?』
「や、だいじょぶ。そう何度も来るもんじゃないでしょ。それに、俺も昨日のがあって色々学んだからさ。」
昨日は無理に声を作って、注意する時もそのままだった。それがいけなかったんだろーな。多分。
『君、可愛いねぇ。連絡先交換してくれない?』
「はぁ、友達欲しいんですか?」
『?!』
俺の声は別に高いほうじゃない。地声を出せばこのとおり。
昨日もこうしとけばよかった。
チリンチリンとベル(?)の音がする。各テーブルでなる音が違うからそれでテーブルを見分ける。ってそう言い出したのは誰だっけ?大井田だったっけ?
今なったのは三番テーブル。ちらりと見回してみたけど誰も行けそうにない。しょーがない。いくかぁ...。
「ご注文はお決、ま…り」
座っていたのは黄色い頭と茶色い頭。
『あれ?黒井?』
こっちを見あげてキョトンとしてる顔になんだか見覚えがあるような無いような...。
「どちら様でしょうか?」
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