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こいつ...:猫
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『えー、ひどくなーい?俺達よく顔合わせてたよー?』
黄色い方がコテっと首を傾げる。中学時代はあまり覚えてない。というか思い出したくない記憶が多いんだけど、うん、これは...
「普通に覚えてない。」
こんな背の高いやつ近くにいたら覚えてそうなもんだけど…や、俺だしわかんねえかも。誰だろ。
『えー、ほんとにー?ほんとに覚えてないのー?』
「しつこい。覚えてないもんは覚えてない。ていうか、注文は。」
『アメリカンドッグとホットケーキとクッキー、ドリンクはミルクティーで。』
答えたのはもう片方の茶髪い方だ。金髪より…というか多分俺より小さくて華奢。なんか、美少年、みたいな?
『え、俺の分は?』
『は?自分で注文すればいいだろ。なんで僕が貴様の分まで言わなきゃならないんだ。』
うん、なんか、いそうだなこんなキャラ。
『えぇ...俺ブラックコーヒー。てか、あの黒井が女装とは…。似合ってんなぁこれ下も女もんなの?』
ぺらり。タイトスカートの切れてる部分をめくられた。反射的に右のグーが落ちる。
『いっ、〜ー〜〜ー〜〜ー〜っ!!』
「何すんの。殴るよ?」
『もう殴ってるから!』
なんかこのやりとり懐かしい気がするけど無視だ無視。注文は聞き終わったし俺はもうこの席には寄らない。決めた。土屋にでも任せよう。
『【信成の一匹猫】高校で女装なう、っと...。』
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