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月と蝉と3
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あれから7年たった。
俺は高校2年生になったけど、夏になるとやっぱりこのことを思い出したり、小さい頃二人でよく行った公園で姿を探してしまう。
そんなことをぼんやり考えていると、突然部屋のドアがノックされた。
「はいよー」
「大和?」
「なに?母さん」
そう言うと母さんは少しうつむいてから、ぱっと顔をあげた。
「どうしたのさ」
「もう、伝えてもいいかなって」
「?うん。」
その話は俺を地獄のどん底に突き落とす話だった。
「真琴くん、今年の夏が最後かもしれないって」
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