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彼方side
一件落着だ......
「...大丈夫か?」
「....不知火様...」
「聞いているのか?」
「...大丈夫ですよ。俺よりまり.....「そういうことは聞いていない」
「お前の心は大丈夫なのか?」
「.....心.....ですか。いつもそうですよ。誰もが無関心ですから」
ははっと笑った
そんな俺に不知火様は荒く毛布をかけてくれた
「泣きたいなら泣けばいい。思う存分な」
そう言って、去っていこうとした
でも何か言い忘れたようにこっちへ向かってきた
「言い忘れていた。さっき、無関心と言ったな?」
「え、はい。」
不知火様はある場所に指を差した
さっきの出来事に終わりを告げるような夕日......
「見てみろ...。誰もが無関心なら、自ら暗闇へ向かうだろう。でも、生きて何かをしている限り無関心なんてものは心にはない。」
俺はじっと夕日を見つめていた
「それに、その 下を見てみろ。」
下を指さした
そこには
母さん、父さん.......
俺は確かめるように足取りを早くした
「彼方っ....!」
「彼方!」
「母さん!!父さん!!」
「怪我はない!?」
「ないよ。大丈夫」
「良かった....」
気づくと不知火様は業務に取り掛かっていた
彼方side end
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