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襖を開けたのは楓様だった
「優」
呼ばれて、びっくりした
「....優、雷が怖いのかい?」
「大丈夫です........ここにいればっ....収まります...」
「今までずっとこうして生きてたの?」
「.....そうです....だから、慣れてます...」
「...慣れてる子がそんなに怯えたりしないよ。おいで優」
「.....やだ....ここでいいんです....自分でなんとかっ....できます....」
縋ってしまえば楽になれる......けど、こんなことで
迷惑をかけたくない.....
また大きな雷が落ちた
『ゴロゴロ......ゴロゴロ......ドーンっ』
「ひっ......」
「おいで、優、いい子だから、」
「....でも....」
「俺は、優の全てが知りたいよ。だから雷が怖いことも全部、愛おしいよ」
胸がぎゅっと締めつけられた
「....っ.....」
俺は急いで、楓様に抱きついた
「いい子だね。もう大丈夫、そばにいてあげるよ。」
ぎゅーっと抱きしめてくれた
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