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儚い感情~23
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「それって俺のせいなんだろ?俺が先生を傷付けたから、だからトラウマで…」
「はぁ?俺とおまえとはあの時で終わったんだ。その後、俺がどんな恋愛しようと関係ねーだろっ!」
煙草をくわえたまま火を付けるタイミングを完全に失う。
自分自身にイライラする。
トラウマ…だったらなんだ。
何もかも今さら…なんだよ。
なんでこんなにイライラするんだ。
なんで……
「じゃあ、あの生徒とも本気じゃなくて遊びなわけ?」
あの生徒…?
あぁ、星川か。
「………………当たり前だ。」
「でも、向こうは本気…だろ?」
本気だってそんなのは俺には関係ねーんだ。
あいつはちゃんと分かってセフレと言う関係に落ち着いてる。
ちゃんと……俺たちは割りきってる。
“俺たち”………は、
何の問題もない……。
「ほっといてくれっ!俺たちは割りきってるんだからいいんだよ!」
無意識に声を荒げてしまい、ここが学校と言うことを忘れていた俺は必死に冷静になろうとした。
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