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事務所に着くと広いエンテランスが続き、ロビーもロフトになっていた。
「まあ、座れよ。
取り敢えずこれにサインして。
モデルになるんだろ?」
敦がそう言うと、新しい世界に飛び込む心の準備が整ってない中だが条件を満たしたら今の会社よりも収入は遥かに上だった。
そして俺は敦の事務所のモデルになった。
「具体的にどうしたらいいんだ?」
「初めての場合は俺のヌードのモデルになってもらう。
これでも絵描きなんだぜ?」
拍子抜けして俺はヌード⁉︎と叫んでいた。
「そう、ビックリすんなって。
簡単だから」
「簡単?」
俺がそう言うと敦が至近距離に近づいてきた。
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