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それから間も無くして俺のデッサンが始まった。
敦は何時になく真剣な眼差しで俺を見る。
さっきまで抱かれてた身体を隅々まで。
火照ってしまう。
「なあ、
少しだけ休憩していいか?
身体が火照って仕方ないんだよ」
「いいぜ。
コーヒーブレイクにでもするか。
俺コーヒーは豆から挽くんだ」
そう言うと豆を取り出して挽く機会に入れて挽き始める。
何とも香ばしくいい香りだ。
「ブラジル産のいい豆なんだぜ?」
自慢するような素振りが可愛く見えてしまう。
思わずクスッと笑ってしまった。
「何だよ、
バカにしてんのか?」
「してないって、あはは、
可愛く見えてさ」
「可愛くねえよ!バカ」
そんな会話、朝じゃ考えられなかった。
会社には風邪で休むと言ったが、
明日辞表を出しに行こう。
モデルの仕事に専念したくなった。
「敦は強引だけど腕は確かだ。
デッサン見てそう感じた」
俺も美大出てるが此処まで上手くはない。
構図が上手いんだろうな。
そう考えてる間にコーヒーが入った。
暑いこの季節にとアイスにしてくれて、火照って仕方ない身体が休まるのを感じていた。
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