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ベッドの上で、きいろは家主を隅に追いやり寝転がる。
悠斗は、タバコを吸っていた。
きいろは、気だるそうな色気をまとっている。その姿をみてもう一回やりたいなとどこか思ってしまう。
「悠斗、あれやって。ぷかぷかして」
その言葉に、悠斗は吐くタバコの煙で輪っかをつくった。甘い煙草の匂いが鼻をくすぐった。
「きいろ、今日泊まるの?」
「泊まらないよ、やることがあるんだ」
きいろは、枕に顔をうずめながら言った。
「なに?」
「カメの水槽の掃除」
きいろは、よく行為後、悠斗の家にそのまま泊まることが多かった。まさかの返答に拍子抜けして思わず煙草を落としかける。
「なに?悠斗、泊まってほしかった?寂しい?」
にやにやしながら言うきいろに近くにあったタオルを投げつけた。
寂しいなんて、悠斗は口にだすことができなかった。
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