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10月のあたまになった。
幸いなことにきいろに父親のことは、バレていない。
みどりは、母親から、きいろの父親が生活保護を受給しはじめたときいた。そりゃ、あんな様子だと働けないか。
今日は以前きいろと約束していた、きいろの先生の家にお邪魔する日だった。
「ねぇ、みどり。どうかな、これ」
そう言ってきいろはくるくると鏡のまえで回った。
「さすがに、目上の方のお家に行くのに派手すぎるだろ」
「ええー、じゃ黒統一にしていこっと」
きいろは、モードっぽい黒のロングニットにスキニーパンツ、そしてスニーカーをはいた。ファッションモデルのようだ。
「先生のお土産ちゃんともった?」
きいろは、にこりと笑って頷いた。
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