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アトリエにはベッドがあった。赤江は、疲れたらそこで普段休憩するそうだ。
きいろは、服を脱ぐようにいわれる。裸をみせるのははじめてだ。きいろは、赤江先生を尊敬している。自らの欲望に利用している人々とは、全く違う存在だ。
着ていた、シャツを脱ぎ捨て、インナーも脱ぐ。ぱさりと服が足元に纏わり付いた。赤江は、息をのむ。真っ白なきめ細やかな肌に、薄いピンク色の胸の飾り。体毛は非常に薄くて、線の細い肢体。けれど、1番美しかったのは、背中に走る似つかわない傷だった。
薄くはなっているが、小さな火傷のような跡もあった。
きいろは、パンツも脱ぎ捨てる。すらりとした脚は同様に上半身同様美しい。脚のあいだにある陰嚢も日本人には珍しいピンク色の綺麗なものだった。
「想像していたように美しいよ」
「恥ずかしいので、お酒をもらえませんか?酔いが少し醒めました」
きいろは、そう言った。
「酔って縮んだりしない?」
きいろは、その言葉にケラケラと涙を浮かべて笑った。
「僕のは強靭ですから大丈夫です。少し寒いので、熱燗とかお願いできますか?」
赤江は、なんと気がきなかったのだろうと深く反省した。教え子をまさか自分のモデルにするなど誰が予想できただろうか。
「毛布もってくるね。少し待っていてくれ」
年をとったものの、美しいものをみると心の欲が疼くものだと、赤江は苦笑した。
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