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彼らを見送り、各々を自室に戻った。
父さんは風呂場にむかい、母さんは遅いからともう寝室にむかった。
一星は、1人考えていた。
「どったの?怖い顔して」
兄貴は呑気にあくびをしながらきいてきた。
「いや、今日は楽しかったと思って。てか、お前あした起きれんの。」
「あたりまえだよー!僕を誰だと思ってんのさ」
兄貴は、馬鹿だ。頭はいいけど、天然で呑気だ。
「はよ、寝ろよ、兄貴。あした風呂1番にはいればいいだろ」
一星は、兄貴をリビングから追い出して、スマホを開いた。ロックのかけたフォルダから、あるファイルをみる。
「月島きいろー。年齢的にも絶対に間違いない。こんなことがあるなんて...」
一星が警察官になって、上司が話してくれた事件の調書に月島きいろという名前があった。
俺が中学生ぐらいのときの事件だ。
「この事件の真相に辿り着けるかも」
一星は、息巻いた。
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