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海side
「ん、んー...」
眩しい、目が痛い...
あれ?ここどこ?
知らない
僕の部屋じゃない
おうちじゃない
なんでだろ?えっと、
お母さん達がケンカしてて
僕の部屋のドアが開けられそうで
僕怖くなって寝んねしちゃったんだ!
「あ!目が覚めた?先生呼んでくるね」
「あ、あ...ごめんなさい、ごめんなさい
殴らないで殴らないで殴らないで
ごめんなさい....ご..ごめっ...な..さい...」
泣いたら殴られちゃう.....!
泣き止まないと!涙さん止まって!
お願いだから止まって!!!
パタパタと足音が聞こえて
僕の前で足音が止まる
下向いとかなきゃ泣いてるのバレちゃう_..
どうしよう、お願い殴らないで...
「おい、大丈夫か?」
ビクッ
男の人だ...
「ごめんなさい、ごめんなさい
泣き止むから殴らないでもう泣かないから!」
「落ち着け、誰も殴らねぇよ
だからちょっと顔上げろ」
殴らない?ほんとに?
うそだったらどうしよう
上向いたら殴られちゃうかも
ポンポンッ
!?!?!?
殴らない!?!
頭の上に手?!
誰?!?!
「やっと上向いたな、どうだ落ち着いたか?」
「な、殴らない?」
「あーここにいる奴らは殴らねぇよ」
「おしゃべりいい?」
「おしゃべり?おー別にいいぞ」
「だーれ?」
「俺か?龍也だ!古村龍也」
「りゅーや...」
「そうそう!んでお前は?」
「海...佐々原海」
「ん、偉いなありがと」
「ポンポンもっと...」
あ、ついついポンポン気持ちぃーから
わがまま言っちゃった!
わがままを言ったせいかりゅーやって人
固まって僕をじーっと見てくる
怒らせちゃったんだ!
今度こそ怒られる!殴られちゃう!
ギュッと目を閉じる___、
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