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なんとか長かったバス移動も終わり、旅館に着いた。正直いってバスは楽しかった。佐々木がゲームの話、楽しそうにしてくれるからオレも楽しかった。……オレもゲームはじめよ。
しかしまだ油断はならぬ。この先の2泊3日同じ部屋と言うね……ふたり部屋よ……
「ねー、どう思う?」
オレが話しかけてるのは幼なじみのトモ。同じ学部なんだ!学籍番号も近い。
オレが佐々木のことがどーも気になってるってことを知ってる。
「どーもこーもないでしょ、好きなんだろ、だから。僕には君が恋する乙女にしか見えない。」
「なななななな!……そーなのかな……でもオレ、ホモじゃないし……」
「ホモとか関係ないでしょ。好きになったのがたまたま男だったってだけ」
「でも、出会ってそんなにたってないし……佐々木のことそんなに知らないし……」
「なに必死に理由考えてるの?大体ね、なんとも思ってなかったら同じ部屋でもそんなに焦らないから。一目惚れだったんじゃない?それか運命の相手か」
「お前、顔に合わずロマンチストだなぁ。そういうお前はどーなの?」
「…………どうって進展無し……翔太くんにまだ告白できてない……けど僕はこの合宿のうちに告白する!!!」
「お前のが恋する乙女だな」
そうそう、トモも翔太ってやつに恋してる。入学式の時に話が合っちゃってそれ以来好きなんだと。
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