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仕事がやっと終わった。
定時にあがるつもりが、終了間際に隣の席の新人社員がかなり大きいミスをやらかしてくれた。
まぁ、いい。
たまの残業はこれからの時間を楽しくさせるからだ。
自分の家の玄関のドアの前に立つ。
そしてドアノブに手をかけた瞬間に勢いよくドアが開く
もちろん想定内でそっとドアから離れておいたからぶつけてなどいない
『おかえりなさい!ご主人様!!』
少し慌てたように言う。
慌ててる理由がわかっているため口元がほころぶ
「ただいま、ハク」
しっかりとドアをしめたことを確認してそっと抱きしめる
「どうしたの?ハク。そんなに慌てて」
一応聞いてみる。
『あ、あの、今日はいつもより帰ってくるのが遅かったですね、
あっ!もしかして大事な用事とかありましたか?
誰かとお食事とか...女の人...?とか...
あっ!すみません!疲れて帰ってこられたのに、こんな、こと言ってしまって...』
俺の腕の中であわあわと焦ったように言うハク。
いつも定時にあがってすぐに帰ってくる俺が仕事で遅くなるとはあまり考えられなかったようでまさかの浮気疑われた。
すこし、面白くないぞ
心配しました...と来ると思ってたのに。
あーあ、ちょっと予想と外れた。
でも理由が理由だから可愛くてしかたない。
「ごめんね、ちょっと仕事が長引いて。心配かけたね、もちろん浮気なんかしてないよ」
言いながらぎゅーっと少し強めに抱きしめる。
わわっと慌てたような、でも嬉しそうな声が聞こえてあまりの可愛さに心臓が潰れそうだ。可愛い。
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