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「今日のご飯もおいしいよ、ハク」
『ありがとうございます...』
結局ご主人様には野菜炒めとお味噌汁と少しのご飯を出した。
ハンバーグのほうが美味しく出来た、と思う。
別にまた作ればいい話だけど...
「ホントは今日の夕飯なんだったの?」
『ハンバーグ...です』
「...へぇ、あぁ、そういえば先輩の得意料理もハンバーグだったけな、前食べさせてもらったけどめっちゃ美味しかったなー。
あ、もちろんハクのも前食べたけど美味しかったよ?」
な、んで、先輩と比べるの...
レシピ本を丸暗記してそれ通りに作ってるから失敗はないけど、何も変哲もないってわかってる。
でも、アレンジしてもし美味しくなかったらって思うとどうしても普通に作った方がいいかな、って思っちゃうから...だから...
『ぅ...グズッ...』
「あ、あらら泣いちゃった泣くまで行っちゃったか。
プンプン怒るとこが見たかったんだけど」
なんでだろ、勝手に涙が流れてくる。
さっきまで怒ってたはずなのに
急に悲しくなってきた。
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