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む。とした顔をして
「俺ハクを悲しませるような嘘ついたこと今までで一回もないと思うんだけど?」
声のトーンを落とす。
ピクッとハクの肩が反応する。
「俺はそんな嘘つくような人間だと思われてるんだー。
心外だな。」
さっきまで涙でいっぱいだった目がこれでもかというほど開かれ、
『ぁ、ち、がっ!...ごしゅ、さまちがうっ』
めっちゃ焦ってる。
笑いをこらえるのを我慢しながら
「ハクにそういうふうに思われてるって思わなかった。
結構ショック。」
自分でも性格悪いな、と思う。
だけど
女性と飲みに行ったことで嫉妬して
自分の料理のことを考えて悲しくなって
ちょっと俺が怒ると焦りだす。
ハクのせいでどんどん性格の悪さのレベルが上がってる気がする。
まぁいいか、被害を受けるのはハクだけだし
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