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「ごほっごほっおえ...はぁ、だ、れですかこいつっおえ、こほっ...はーはぁー、いっ、たい、痛い...」
「恋人」
「!?...え、ごほっなん、で...?」
まぁそりゃな。そうなる。
「さっきお前が馬鹿にしてた俺の恋人だが?
なんだっけ、俺の顔しか好きじゃない?
ハクよりも俺のことをよく見てて好き?
とかだっけ?あとお前の方が夜の相手がうまいと...
へぇー、だってさ、ハク。どう思う?」
新田を蹴り飛ばしたハクは血管が浮き出るほど怒っていて
もう今にも殺してしまいそう
『私はもちろんご主人様の顔も好きです。
優しく笑った顔、子供っぽく笑った顔、意地悪してくださるときの顔、冷たい目をしてる時の顔も大好きです。
仕事をしている時のお姿は見たことはあまりありませんが、
お仕事が終わってからの家での生活している姿は一番見ている自信があります。』
床に転がっている人間に冷たい眼差しで訴える。
『そして、一番譲れないのは
ご主人様のことを一番好きなのは私だということです。
あなたがご主人様のことを好きなってしまったのは仕方が無いことでしょう。
それだけ魅力的なお方です。
ですが、あなたごときにご主人様を渡すつもりはありません。
本当なら今すぐに殺してしまいたい...
けど、ダメ、ですよね?...ご主人様...』
ついさっきまで目が合っただけで殺されそうな目をしてたというのに、
俺に向ける目は子犬のようだ...今この状況でも、可愛い...とても可愛い...
いいよって言ってしまいそう...
だがダメだ。
「俺に迫った事はこの際まぁいいだろう。割とどうでもいい。」
一瞬ハクの何かいいたそうな顔が見えたが手で制し続ける
「俺が一番怒ってるのは、俺のハクを侮辱したこと、なんだよね。
これがどれだけ罪の重いことだと思う...?死ぬことよりもっと恐ろしいことを君に教えてあげるよ」
一体俺は今どんな顔をしているんだろう。
あぁ、
きっと俺は今
笑ってる、かな
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