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『「ただいま」です』
途中夕飯の買い物をして帰宅。
今日の夕飯は俺の好きなそば。とろろそばが今のところこの世で一番好きな食べ物なんだよね、
多分今日のお礼ってことかな?
可愛いハクが見れたから全然問題ないんだけどね。
ピーンポーン ピーンポーン...
『ピンポン...』
「今新田を思い出しただろ。
耳としっぽ出てきたよ?」
さっきまで隠れてた耳としっぽが嫌なこと思い出してぽんっと出てきた。
「素直だねー、ハクは。
でもって、ハク大正解ー!」
外を確認せずにドアを開ける。
「ぜぇ...ちょ、井東さん!閉店時間ぎりぎりに呼び出すなんて...!
たまたまスミレ様いたから事情話したらOKしてくれたけど、店にひとりだったら行けませんでしたよ!?」
ドアを開けた瞬間
マシンガンのように言葉を突きつけられた。
「うるせぇーな。
お前の話なんかどうでもいいんだよ!早く出せ!」
こいつはなにもおしゃべりしに来た訳では無い。
目的はこいつじゃないし。
『ご主人様!なんで、こいつ...あっ』
今にも蹴りかかりそうなハクを目で止める。
「うん。いいこ。今回はちょっと用事があってね。こいつに頼みごとしてたんだよ。」
『頼みごとなら私に言ってくださったら!
私じゃダメだったんですか?』
「うん。ハクじゃダメ。」
『え...』
かちり、と動きが止まったハク。
あ、ちょっと言い方悪かったか?
「はいはいーストーーーーップ!!!!!!!
井東さん今の言い方はダメです!
ちゃんと説明してください!じゃないと俺視線だけで殺されます!!!!
うわああめっちゃ睨まれてる!」
『ご主人様に、馴れ馴れしい...
ハクからご主人様とった.....
嫌い.....
嫌い.....
消えろ.....
殺す..........................』
うわー...やばい!
「ハク!ごめん!言い方がまずかった。
とりあえず落ち着いて?
ちゃんと説明するから!」
俺の言葉にわかりましたっと新田を睨みながら答えてくれたハク。
よし、俺に対して怒ってるわけじゃないからおっけー。
「で、新田。ちゃんとあるの?準備できたの?」
「死ぬ気で行ったんで、完璧ですー。
てか早くしてください!いい加減家に入れてください!」
『...?』
準備はできてる。
玄関にさえ入ってこない、これないという時点でわかっていたが確認できた。
俺もそっと外に出て
新田から受け取る。
「ハク、ちょっと近くまで来て?」
『....?はい』
ちゅっ
今回はちゅっというかむにゅ...?
『?!...え?!これっ!うさぎさん!』
ハクの口にむにゅっとキスをして今はハクにぎゅーーーっと抱きしめられてるのは
うさぎさん
の、ぬいぐるみ。
「それだけじゃなくて、、、」
俺にぬいぐるみを渡した後、
どこかへ行っていた、
取りに行っていた新田が帰ってきた。
「リアルうさぎの小さいストラップ
リアルうさぎの超激似ぬいぐるみ
キャラうさぎの小さなストラップ
キャラうさぎの超特大ぬいぐるみ
などなど...
と、これは井東さんに。」
リアルなうさぎのぬいぐるみから、キャラクター化されたうさぎのぬいぐるみなどを大量に仕入れてきた新田は一つ以外全部ハクに渡す
『え?え?ご主人様、これっ
も、もらっても...?』
「もちろん。全部ハクのだよ。
大事にしてあげてね?」
『ご主人様!!
大好きっ!』
うさぎをむねに抱いた状態でハクが飛びついてきた
あぁ、さっき願っていたことが叶ったな。
撫でてはないけど。
「まぁ計画は俺だとして、実際買ってきてくれたのは新田だよ。
新田にもお礼は?」
ハクがうさぎと戯れてる時に考えついて、でも俺が買いに行くとサプライズにならないなぁなんて思って。
とりあえず俺とハクのことを知っている使えそうなヤツを考えたらなんとなく出てきた名前の新田に頼んだわけで...
まぁ俺に逆らえるわけないわけだし?
『っ!?あ、...ありがとう...ございました....』
手に持っていたうさぎで半分ぐらい顔を隠しながらペコっと頭を下げてお礼をいうハク。
俺の育て方が良かったな。
「ハクさんかわいいー
...いや、ちがうっすよ、そんな睨まないでくださいよ井東さん!変な意味はありませんっ!」
にこっ
「もうお前いいから、帰れ邪魔」
「...あれ...俺この人のことめっちゃ好きだったはずなのに...おかしいな...
なんで、こんな人好きだったんだろ...
あ、あああっもう!また睨まれてる!
こんな人とか言ってすみませんでした!ハクさん!
わーーーもう!なんだよこのカップル!!!怖いよ!もう帰ります!さよなら!!!!!!!」
ばたんっ...
「やっと帰ったか...」
『ご主人様っ
ホントに嬉しいです!ありがとうございます!』
「ハクが喜んでくれて俺も嬉しいよ。」
『ところで、さっきあの人からもらってたものはなんですか?』
あ、新田に対しての呼び方が
あいつ、こいつからあの人に進化してる。
ちょっとだけ好感度上がった感じかな。
そして、家帰った瞬間にご主人様呼びに戻ってる。
はぁー優白の時代は終わったのか。早かったなー
ん?なんだっけ。あぁ、
「これ?
これはね」
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