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男娼とヤクザ/シーズン3(第2話)
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(今更ですが、本編では片山×颯が…こちらでは嵩原×大和が…まさかの同時ラブシーン(汗)二人の攻めと二人の受け、楽しんで頂けますように…ハラハラドキドキ)
※R指定となります。
これまで何人もの男に抱かれて来たが、ヤクザの身体を見るのは初めてだった。
引き締まった肉体の美しさが、視界を塞ぐ。
いい男は、裸になってもまたいい…………。
ギラギラした眼差しから溢れる、嵩原の色気。
心を鷲掴みにされたように、それは身体中に突き刺さる。
しかも、シャツを脱ぎ捨て晒された刺青が、目の前に広がる雄々しい眺めに、大和はうっとりと見惚れた。
やっぱり、嵩原はヤクザ……………。
愛した男は、ヤクザなんだ。
「…………………嵩原」
初めて見る刺青は、思いの外美麗だった。
恐さも何もない。
ただただ欲しくて、抱かれたい。
嵩原によって剥ぎ取られた衣服に囲まれ、露になった身体を丸める大和は、物欲しげに愛する男を求めた。
ああ、甘い。
しゃぶりつく自らの指さえも、甘くて酔いしれそう。
「なんて顔しとんや……………たまらん真似すな……」
「んっ…………だ……だって……ぁ…嵩原が……」
ギシッと軋むマットへ手を突き、耳朶を甘噛みする嵩原の囁きに、大和は腰をくねらせる。
固くなった男根の先から垂れる興奮の証。
「俺が、何や……………あ?」
「や…………っ…ぁ……あ………っ」
それに指を絡めて、嵩原は大和を抱きしめながら先っぽの穴をグリグリ弄り始めた。
力強い腕に包まれ、下半身を苛められる快感。
咄嗟に足は開き、シーツをたくるように爪を立てる大和は、嵩原の唇欲しさに顎を上げる。
「そう焦んな……………ゆっくり愛したるから」
「ふ………ぁ……はぅ……んっ」
愛したるから。
「嵩原…………ぁ……」
「ああ………………」
愛したるから……………。
それだけで、胸が熱くて涙が溢れそうになった。
男に抱かれて泣くなんて、どうかしてる。
どうかしてると思うけど、言葉通りゆっくり口付けをしてきてくれた嵩原に、結局泣かされた。
「……………き……んっ………好き……嵩原…は……ぁ」
舐め合う舌に、想いを込めて。
大和は嵩原の背中へ腕を回し、必死に気持ちを口にする。
重いだろう、こんな奴。
自分だって好きじゃない。
でも、止められなかった。
「大和………………」
それに、そんな自分を嵩原は嫌な顔もせず、これでもかと包んでくれる。
「…………………好き……や」
「わかっとる………………」
首筋を撫でる唇に、背中がゾクゾクと震えた。
時折吸い付くような刺激が肌を襲い、嵩原の唇は大和の下半身まで滑り落ちる。
「はぁっ…………あぁ!」
グイッと足の付け根を手で押し上げられ、うっすら赤いヒップの奥を、躊躇う事なく攻め入る長い舌。
「嫌………ゃ……………そないなとこ…汚ぃ……止めて…あっ…………あ…っ」
だが、嵩原の愛撫は終わらない。
ジュルジュルと卑猥な音を立て、腰を浮かせて貪りつく。
自分の中でうねる動きに、自然とヒップが揺れた。
「あぁ……あっ……は……んぁっ」
大和はシーツを握りしめ、あまりの気持ち良さに顔を歪めた。
「気持ちええか…………?」
「ぅ……んっ……………気持ちえ………もっ……や…っ」
「男慣れしとるようで、お前はホンマに素直やな」
「嵩原…………ぁ……」
ようやく身を起こした嵩原は、大和の唇へ再びキスをした。
優しく、優しく。
自分を欲する大和の舌を離さぬよう、たっぷりの唾液を含んで舐めてくる。
それがまた、とても上手い。
キスだけでイケそうなほど、癖になる口付けが大和の身体を一層と熱くする。
「大和、力抜き…………少しずつ解してやるから……」
「ふ………ぁ…あっ………ぁんっ…あ」
ジュプ…………………
一度に、二本は飲み込んだか。
嵩原の愛撫で十分に濡れた身体は、驚くほどスルリと指を咥えていった。
「ええぞ、大和……………お前は動かんでええ………」
「ぁんんっ………ひ……ゃ…あ……嵩………っ」
大和の足を気遣い、自分の片腕を突き上げて来る嵩原に、益々とろける。
幸せ過ぎて、怖い。
大和は不安をかき消すように、何度も何度もキスをせがみ、何度も何度もその瞳を欲した。
沢山見つめて、沢山キスして……………。
潤んだ大和の目は、膨らむ想いに一生懸命嵩原を見ていた。
「も……っ…やぁ……挿れ…………て……挿れて、嵩原っ」
伸ばした手で、大好きな男を求める大和の訴え。
まだ、17歳。
だが、ヤクザに溺れてしまった。
「…………………大和」
「嵩原の全部が…………欲し………っ…」
もう抜ける事のない、深い深い領域に………。
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