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プロローグ6
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「でも理央の小説って縛りもあるよな」
「ある程度はないとね。でもそれ以外は自由だよ!」
理央はニコニコしたまま俺より少し前を歩いている。
楽しそうだな。俺はなんとかなると思いつつも、4人のうち誰かを選ばないといけないという大きな問題に胃がキリギリするんだけどな。
部室に着くと、珍しく他の部員がいた。
桜井絢香(さくらい あやか)と橘蓮(たちばな れん)だ。
「やっほー!」
彼女は桜井絢香。同じ2年生だ。
この学校では普通科とスポーツ科があるが、彼女はスポーツ科の子だ。
ちなみに安達もスポーツ科の生徒だったりする。
彼女はバドミントン部に所属していて、全国に行ったこともある。
この部活とは兼部をしてはいるものの、バドミントンが本命のためこっちにはほとんど来ない。
「理央先輩ーー!!」
今叫んだのが橘蓮。1年生だ。
理央を男だと知りつつアタックをしている。
彼は中学時代は野球部に入っていたからか、かなり図体は大きく筋肉質である。
彼はバイトに専念していて、いつも忙しそうだ。
どうやら学費を自分で稼いでいるらしい。
そして俺を勝手に敵視している面倒臭い奴でもある。
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