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1章ー5
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もしかしてこれ、恋愛フラグなのか、そうなのか。
それは正しかったらしく、電子音が鳴る。
電子手帳の画面を見ると、【三条棗の好感度がダウンしました】と表示されていた。
・・・やっぱりそうなのか。
すぐには分からなかった。もし分かったとしても三条先生の好み通りの発言ができるかどうかは分からない。
「んー。これだけできるなら補習は早いけど終わるかー。ミスの部分も計算ミスとかだし」
というわけで補習は30分くらいで終了した。
補習を受けたことがないけど授業より早く終わったから早いんだろう。
先生にもう一つプリント渡されて、明日までに解いてこいと言われたけど。
よく見ると右はメモするために何も書かれていない。
本来これを使って授業みたいな感じにする予定だったのかもな。
それにしても、だ。
なんで小説の世界にまで来て勉強しないといけないんだ!!
・・・辛い。
俺は荷物を片付けて教室を出る。
すでに空は赤く染まっていた。
夕日は綺麗だ。
風も涼しい。最近は寒かったからこの天候は少し嬉しい。
年中これくらいだと嬉しいと思うと同時に、それだと四季なくなるな、とか考えていた。
まあ帰るか。
俺は廊下を歩く。
すると、目の前に金城先輩がいた。
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