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1章ー14
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放課後、掃除もないので金城先輩と勉強しに図書館に行こうとすると誰かにぶつかった。
なんだろ、前にもあったような。
「ちっ」
安達だった。安達の重そうな荷物から何か物が落ちてしまった。
俺は慌ててそれを拾い、安達に渡す。
中身は小さなスプレーのようなものや、サポーターみたいなものだった。
「ったく、ぶつかってんじゃねぇよ」
「ご、ごめん」
相変わらずの迫力に俺はビビる。
安達が走ってたからぶつかったんだけど、それを指摘するには度胸が足りなかった。
「なんかよくぶつかるよなぁ。お前なんなの?わざとか??」
それはない。なんでわざとぶつからないといけないのか。
「なんでそう思うんだよ」
「だってよくいるぜ?俺のファンが『ごめーん♡』とか言ってぶつかってくるの」
そんなやついるのか・・・。
でも俺は違うから!!ありえないから!!
「ねーよ!!俺は安達のファンでもなんでもない!!」
すると電子音が鳴る。好感度、下がったまで把握した。
安達を見る。安達はなぜか口角があがり、少し楽しそうだった。
「ふーん、なるほどな」
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