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2章ー1
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朝起きて電子手帳を見ると、1章から2章になっていた。いつの間に。
章が進んでいくたびに恋愛要素は増えていくだろう。
・・・それまでにキスもノリで何とか済ませられるようにしないとだめだよな。
これからどうなるんだろうか。
しばらくは泉とご飯を食べ、(というかご飯をあげていた)放課後は金城先輩と図書館で勉強をしていた。金城先輩とは分からないところがあれば聞くだけでほとんど会話なしだったけど。金城先輩は誰かと一緒にいるだけで満足らしい。
そんな日々が少し経ち、じめじめし始めたころ。
安達から連絡がきた。
「そろそろ試合があるから来い」
この文章と日時、場所が記されたメモが送られてきた。
かなり強引なやつだ。安達の中に断られる可能性がある、という思いはなかったのだろうか。
そもそも命令してるようにしか見えないぞ。
・・・ただ行かないわけにはいかないので、俺は理央を誘っていくことにした。
当日。とにかく暑い。
ちゃんとタオルと清涼飲料水を持ってきてはいるけど、熱中症になりそうな天気だ。
それにしても人が多いな。ちらほら同じ学校のやつがいる。
応援席につくと、前の席で影のあるところは大体とられていた。
だから後ろのほうで影のある所に行きたかったのに、理央に阻止された。
「だめだよ!ちゃんと見ないと!」
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