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2章ー3
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結果3-0で勝利した。
次の試合はほかの学校だし、帰るか、と重い荷物を持つ。
するとケータイがピコピコ鳴る。
ケータイを見てみると安達からメールが来ていた。
『ちょっと公園まで来い』
相変わらずの命令口調だ。
理央にそれだけ伝えるとあっさり帰ってしまった。
行かないという選択肢もあるが・・・断る理由もないので行くことにした。
場所は試合会場から歩いて5分の公園。
公園では小さい子が楽しそうに遊んでいた。
安達はまだ来ていないようなので俺はちょうど影になっているベンチに座る。
15分くらいしてからだろうか。安達がきた。
呼んでおいて待たせるのか。
「悪い、ミーティングが思ったより長引いた」
「いいよ、別に」
腹立つ気持ちがない、と言ったらうそになるけど。理由をちゃんと言ってくれたのでよしとした。
安達は俺の隣に座って、荷物を下に置いた。汗すごいな。
「まあ話したいことは簡潔に言うか」
安達はにや、としながら俺を見た。
「試合、どうだった?」
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