アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3章ー11
-
「何とか言いなさいよ」
「そうよ、男たらしのくせに!」
「わたしだって安達君のこと好きなのに・・・」
「金城先輩は見てるだけで美しいの。誰かが話しかけるべきじゃないの」
いろんな言葉が飛び交う。
でも、多分この人たちは中身はあんまり見てないのかもしれない。
泉が俺に好意を持っているなら、俺にこれを向けて泉がどう思う?
金城先輩が好きなら、金城先輩が話したいって思いをなぜ知らない?
いや、彼女たちは彼女たちなりには本気かもしれない。
でも、無意味なんだ。かりに俺を抹殺したところで、彼女たちを好きになるかなんてわかるのか?
女子の気持ちなんて考えたことないけど・・・
「いいから、何か言いなさいよ」
いつの間にかリーダー的彼女だけじゃなくてほかの女子も俺に詰め寄っている。
俺の後ろは・・・壁。
つまり、追い詰められたということだ。
どうしよう。怖いことには変わりがない。
殴って蹴ってもいいんだけど一応女子に暴力をふるうのはさすがに躊躇する。
隙を見て、逃げるしか・・・・・・!!
「おい、待て」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
70 / 154