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橘くんが来る
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「先輩-!」
急にドアをバン、と大きな音を立てて開ける。
橘くんがきたんだ。
「事情は話してあるわよ」
絢ちゃんが僕の耳元でこそっという。
「どんな方針っすか?」
「とりあえず一人ひとり話を聞く感じだよ」
「じゃあ隣の部屋使いましょ!桜井先輩は3人を見張る感じで、おれと理央先輩で・・・」
「絢ちゃんと安達くん隣にいこっ」
僕は橘くんの言うことを無視して2人を呼ぶ。
絢ちゃんは笑いながら、安達くんは面倒くさそうに僕のほうに向かう。
「橘くんは3人よろしくねっ」
「はーい・・・」
橘くんごめんね。翔ちゃんのことなんだかんだ言いながら心配してくれたから来てくれたのは分かるけど・・・僕と一緒にいたら話が進みそうにないんだよね。
いつもテンション高くて僕に絡んでくるし・・・。それに絢ちゃんのほうがしっかりしてるから。
隣の教室は空いていた。
まあ知ってるけどね。この階の部屋は全部空き教室で、授業の時に使うくらいしかしないから。
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