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4章ー1
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朝、太陽がまぶしい。
もう9月って設定だ。あっという間だ。
『おはようございます!おはようございます!』
機械音で俺に挨拶をするミニロボット。
理央が僕の代わりにこいつがいるから安心してね!とか言っていた。
まあこいつのおかげでいろんなことを聞けているからなんとかなっている。
好感度のこととか、いろいろ。
「なあミニ」
『なんでしょう』
「これって何章まであるんだ?」
電子手帳を見ると4章になっていた。
女子の件があってしばらく3章のままだったからいつ4章になるのかとずっと思ってたけど。
『実質6章までです。7章では最後に相手が来て話すだけですから好感度の上下はありません』
ミニロボットは性能がいい。
だけど機械だからちょっとつまんない。
「くっそ、理央のやつ、なんで来なかったんだよ。てか男子を押しても反応しないとかまじでくそゲーだろ」
いつもの制服を着て、俺は家を出る。
男子の選択肢があったということは、一応それ用の物語もあったはずだ。
でも反応しなかった。
おかしいとは思いつつ、今まで何の異変もないから俺はその危機感を忘れつつあった。
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