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4章ー6
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それを聞かれて、俺はきょとんとした。
そっか。あの場面先生もいた。
最初に来たのが安達、泉、金城先輩だったから、三条先生の印象が薄れてた。
「大丈夫です。・・・まあ避けられてる感じではありますけど露骨に無視とかはされてませんし」
中のいい女子といったら桜井くらいしかいないし、前の生活がほぼ戻ったといってもいいので、特に心配する要素はない。
「ならよかった・・・。さすがにあの場面見たからな・・・少し心配してたんだ」
先生は真顔で言う。
いつも真顔なんだけど・・・その中に少し哀愁を感じた。
なんで悲しそうな顔をするんだろ。
それにイベントなのは間違いない。
だって先生が誰もいないし。前もこうだった。
それなのに女子の件は大丈夫かで恋愛ゲーム、とくに章やイベントの少ない小説の世界で、これだけで終わるとは考えにくかった。
「先生ほかに何かありますか?そうじゃないならご飯も食べてないんで失礼しますけど」
変な言い方になってしまった。
俺はノートを一クラス分運ぼうとする。
先生に手を掴まれて、その拍子でノートが落ちた。
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