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4章ー7
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バサバサッと落ちていくノート。
俺は慌ててノートを拾う。先生も一緒に拾った。
全部のノートを拾い終わる。
「急に手を掴んで済まない・・・」
「いやいいですけど・・・」
でもなんで手を掴んだのか。
普通ノートを持った人の手を急に掴むなんてしないだろうし・・・。
「ただ、言いたいことがあったんだ」
俺はノートを持っていない。
先生に手首を掴まれて逃げられないようにされた。
「3年2組の金城と勉強してるのは本当なのか?」
もっと重大なことを言ってくるのかと思った。
だからその質問に俺は拍子抜けしてしまった。
別に誰と勉強してようが勝手だろ?
「そうですけど・・・」
「いや、金城の邪魔になってたりしないとか気になっただけだ」
「それは大丈夫です」
「本当か?」
金城先輩とは確認をとった。
本当に迷惑ならやめようと。
もちろん言えないタイプの人もいるけど・・・金城先輩は顔にすぐ出るし、そうじゃないって分かった。
「大丈夫です。ちゃんと確認しましたから」
「そうか、なら・・・いいのか」
すこしイライラした口調で言ってしまった。
そこは少し後悔した。
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