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4章ー11
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「ただいまー」
『おかえりなさい』
珍しい。ミニロボットが玄関まで来るとは。
いつも部屋で動かないくせに。
俺は制服を脱いで楽な格好に着替える。
結局Tシャツに体育で使うズボンが一番楽だ。
それにしても母さんは遅くまで仕事してるし父さんはなぜかいないしで家にいるとちょっと寂しかったりする。
なんでこんな空間に理央は俺だけ残してしまったのか。
しかもなんかバグってたし。
「はぁ・・・」
『どうしましたか』
代わりにこのロボットがいるけど、基本的に冷たい。
だけど今日は話しかけてきた。
「いや・・・あっ、そーだ聞きたいことある」
『なんですか』
「三条先生って何がしたかったんだ?」
あの行動の意味がどうしても分からなかった。
聞いていいのか微妙なラインだけど・・・ネタバレしても、もう戻れない以上言ってくれてもいいと思う。
『あれは【嫉妬】です。金城松樹を見てもやもやしてたのです』
「分かりにくい・・・」
三条先生って結構恋愛に関しては面倒なタイプなんだろうか。
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