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腕を惹かれて歩いてるが何せ身長から足の長さまで全部かけ離れてる。
だからスピードが速い。
…なんで怒ってるんだ?
美姫斗『こうへっ、一限目始まっちゃう…』
サボりになっちゃうよ…。
航平『そういうの気にするタイプ?』
足は止めず冷めた声で答える航平。
ズキンっ
美姫斗『気にしないけど…。』
航平『じゃあいいじゃん、着いた。』
ガララ…と無人の教室を開けて入る。
そし椅子に座る。
航平『…アイツらに何かされた?』
美姫斗『されてない。』
航平『何話してたの?』
美姫斗『特に何も、』
航平『嘘。』
むっ…
美姫斗『航平の話してただけ。』
航平『意地悪言われた?』
美姫斗『いや?俺が航平に相手されてないって言ってきたから無関心よりはいいだろってニュアンスなことを言っただけ。』
一方的にキレられてイラッとしたから捲し立てるように言うとシュンとした。
航平『俺は大好きなのに…。』
美姫斗『そんなの知ってる…でも俺さっきの航平は嫌だった。』
本当は未だに俺を航平が好きだと言うことを信じられないけど、突き放されないうちは信じてみることにした。
航平『っごめん…アイツらが美姫斗に集ってたから何されたのか気が気じゃなくて、早く聞き出したかったから、つい。』
美姫斗『俺はあんなチワワに負けない…たぶん。』
航平『多分とか説得力ねぇよっ?!!』
ワタワタしてる航平は可愛かった。
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