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2人でいつも通っている道を歩く。
航平『なんか、クラスのやつに俺と美姫斗の関係を理解してもらおうって思ってやったけどさ…少し腹立つ。』
そうだったんだ。
美姫斗『なんで?』
航平『そりゃあ、可愛い美姫斗を見られた挙句に全員惚れたろ。』
美姫斗『それはないって。』
航平『だってアイツら皆顔赤くしてたし!』
美姫斗『そんな事言ったら、俺だってムカつく。』
航平『それこそなんで?』
美姫斗『俺だけじゃなくて、他の人達も毎日かっこいい航平見てるから。』
航平『…ばか、襲われてぇの?』
美姫斗『ばっ、そんなわけ…なくもない、けど…。』
航平『はぁぁあ…まぁ、それは美姫斗がもっと俺のこと好きになるまで我慢するけど。』
すでにすっごく好きなのに…。
そんなこんなで俺の家の前。
でも、帰りたくない。
もっと一緒に居たい。
そんなことを考えて。家に入らずに俯く。
航平『美姫斗?』
いつまでも動かない俺を見て心配した航平。
勇気を振り絞っ手服の裾をクイッと引っ張り、口を開いた。
美姫斗『こう、へ…』
名前を呼ぶだけで緊張する。
言ったら迷惑かな、キモイかな。
航平『ん、どうした?』
すごい優しい声音で聞いてくれる。
美姫斗『…もっとずっと、一緒に居たい。』
離れるのは寂しくて。
そう言うと抱きしめられた。
ぎゅっ
航平『なんでそんな可愛いの?やばい。
いや、ずっと一緒に居よう。てか俺の家に泊まる?』
マシンガンのように興奮して話す航平。
美姫斗『っとまる!』
泊まれることにすごく喜ぶ美姫斗。
航平『よし、お泊まりセットかき集めてきて。』
美姫斗『わかった!中で待ってて。』
航平をリビングに通して、早速準備を始めた。
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