アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
31
-
思い切って問いかけてみることにした。
美姫斗『あの…航平のお姉さんですか?』
姉『そうよ、紗枝(さえ)って言うの。』
紗枝さんか…。
それにしてもすっごく綺麗だ。
航平のように目尻がキリッとしており、鼻がすっと通っている。
そして、サラサラで絹のような髪の毛。
"僕"もこんな風に綺麗だったら母さんも…
自己嫌悪に陥りそうになったら、頭にポンッと手を置かれた。
紗枝『寂しそうな顔…そんな時は航平に抱きしめてもらうのよ?それにもう貴方も私の弟同然なのだから。』
頭にポンッと手を置かれ、微笑みかけられる。
美姫斗『…はいっ、ありがとうございます!』
美姫斗は自然と笑顔になった。
紗枝『ほんっと可愛いわぁ!!名前は何ていうの?』
人に聞く前に名乗るのが普通なのに俺のバカ!!
美姫斗『あっ、すみません。
安西 美姫斗です。』
紗枝『あらー!名前まで可愛いのね!!』
俺の手を掴んでぶんぶんしていたら航平が引き剥がした。
航平『ちょっ、姉さん…俺の美姫斗取りすぎ。』
そんな航平に少し巫山戯て睨んだが、その後俺を見た。
紗枝『少し位いいじゃないのよ。
美姫斗くん、これからは好きなだけ来ても居てもいいからね?寧ろ居てくれた方が私達は嬉しいわ。』
航平『そうだな、住んでほしい。』
そんな2人にジーンと来て、涙が出そうだったので航平に抱き着いて顔を隠した。
美姫斗『…ありが、と…ございます…。』
美姫斗を見て、航平と紗枝は暖かく笑った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 214