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Lesson2
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廊下。
蛍 あっ、栗生先生!
修二 ん?吉野、どうした?
蛍 あの、ご相談したいことが...
修二 相談?何か深刻そうだな...進路のことか?
蛍 はい、まぁ...
修二 俺、ただの実習生だよ?実習生なんかじゃなく、ちゃんと進路指導の先生に相談した方が...
蛍 先生じゃなきゃダメなんです!
修二 ...わかった。って、よくわからないけど、俺でよければ相談に乗るよ。
蛍 ありがとうございます!
修二 じゃあ、進路指導室に...
蛍 ダメ!
修二 ...えっ?
蛍 いや、あっ、その...人が来ないところでお願いします...
修二 人が来ないところ?...それなら吉野、放課後裏門に来い。
蛍 裏門...ですか?
修二 そう、裏門。待ってるぞ!
裏門に何があるんだろう・・・そう思いながら俺は、放課後、栗生先生が指定した裏門に行った。
修二 (車の中から顔を出し)吉野、遅い!
蛍 すみません!
修二 早く乗れ!
蛍 は、はい!
修二、車を発進させる。
修二 世話になったな、二週間。すげー、楽しかった、ありがとうな。
蛍 いえ、俺こそ...本当にお世話になりました。
修二 で、相談ってなんだ。ここなら誰にも聞かれない。安心していいぞ。
蛍 あ、あの...
修二 どうした?
蛍 先生...俺...先生が好きなんです!
修二 えっ!(急ブレーキを踏む)
蛍 わっ!
修二 悪い!大丈夫か?
蛍 は、はい、なんとか...
修二 だけど、今のはお前が悪い!急にあんなこと言うから...でも、まぁ、教師冥利に尽きるってやつか?生徒に慕われるの、まぁ、悪くないよな。うん、悪くない...
蛍 違います!
修二 えっ?
蛍 俺、先生として慕ってるわけじゃなくて...あっ、勿論、先生として尊敬してます。でも、俺が言った好きはそういう意味じゃなくて...その...
修二 そっか...わかった。そういう話なら...
修二、車を方向転換させる。
蛍 あ、あの...どちらへ?
修二 二人きりになれる場所!
蛍 へっ?
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