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Lesson4
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少し風が冷たくなってきた。秋の訪れ。
蛍、修二と電話している。
修二 今から指定校断るって...なぁ、蛍。考え直せって。
蛍 でも俺、やっぱり...
修二 俺と同じとこにしたいって?
蛍 うん。
修二 気持ちはわかるけど、指定校受けた方が絶対いい!
蛍 何で?
修二 楽だから!(笑う)
蛍 先生!
修二 また先生って言う...違うだろう?
蛍 あっ、ごめん...つい、癖で...
修二 同じったって、俺卒業していないの、わかってる?
蛍 うん、そうなんだけど...
修二 悪いこと言わないから、そのまま決めろって。学校なんて関係ない大学生活、ちゃんと送らせてやるから、なっ!
蛍 うん...
先生...いや、修二さんの有無をも言わせない強い押しに、俺は素直に従った。修二さんがきっと、楽しい大学生活作ってくれると信じて!
こうして俺と修二さんは、毎晩電話でその日の報告をし合って、会えない淋しさを紛らわせていた。早く春にならないかなぁ...
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