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今日の彼の機嫌はいつもより良かった
なぜならば今日は休みで、一日中少年と離れずにいることができる
昨日の夜から今日になるのが待ち遠しくて、はやる気持ちが抑えられなかった
だからわざわざ少年を自分のベットに招き入れて目が覚めたらすぐに少年に会えるように、また少年が目覚めたとき一番に目に入るのが自分であるように...
そう願って眠りについた
ーー朝から少年には無理をさせた自覚はあった
シャワーを浴びせて、着替えさせ、その髪を乾かす間にドライヤーの熱が少年を眠りへと誘う
彼の腕のなかでコクリ..コクリ..と頭が何度も落ちかけていた
「眠いの...?」
声をかけるたびにハッとして何度も目をこすって彼を見上げる
自分の中で「寝ちゃだめだ」と言い聞かせているように見える
その仕草が可愛くて向かい合わせで座らせながら、髪を梳いてそっと自分の胸元に引き寄せる
トントンとリズミカルに背中を撫でてやると少年はあっという間にもたれ掛かって落ちてしまった
あどけない寝顔を見ながら頬にそっと触れると、少しだけくすぐったいように眉毛を動かす
ーー時間ならまだたくさんある
今は寝かせてあげることにしよう
目が覚めたらとびっきりの愛を与えて無駄にした時間を埋めればいい
自分が望むならきっと喜んで受け入れるだろう
幸せそうに笑みを浮かべるはずだから
「ユウ!ユウ!?ユウってばっ!!」
自分を何度も呼ぶ声に意識を取り戻す
ゆっくり目を覚ますと彼がベットに腰かけながら煙草をふかしていた
紫煙越しに自分を見ている彼に向かって手を伸ばそうとするとなぜか体が動かない
不審に思って手首をひねるとガシャンッーーと金属が擦れる音がした
少年はいつの間にか両手を手錠でつながれてバンザイをしている格好になっていた
「おはよ、よく寝てたね」
そう言いながら頬を撫でる彼の目は、怖いくらいに黒く妖艶になっていた
それは少年が一番恐怖に感じる色
触れる手は優しさではなく、好奇心と快楽を求めてねっとりと汗ばんでいる
手錠は少年の力で外せるはずもなく、むなしく柵をこすれる音がするだけだった
「心配しなくても、今日はちゃんとしてあげるよ?」
そう言いながら彼が少年に跨りベットに上がるとその重みでマットが沈む
膝の間に少年を入れて下半身もよじったりできないように取り込めて動きを封じる
覆いかぶさるように顔を近づけて少年の目を見据えると、少年の目はもう憂いを帯びていた
拘束された手の指から順にキスを落としていく
腕の骨に沿って舌でなぞりながら徐々に降りて、脇を円を描くように舐めるとムズ痒いように顔をそむけて、耳たぶを口に含みながら唾液の音を響かせれば切なそうな声をあげた
「ぁ.....ぁ.....」
そう言って体が浮きそうになるのを力で押さえつけると大人の体重をかけられて苦しそうに咳き込んだ
つと、彼が首筋に軽く歯を立てると弾かれたような顔で目を見開く
「あはは..痛い?まだ平気だよね」
彼は嬉しそうに笑うと薄くついた歯形を馴染ませる
そして今度は幼く喉仏もない平らな首に噛り付いた
すると思っていたより力が入り、その真っ白な肌にくっきり赤い歯型が残った
「ぎっ...」
「あ...跡がついちゃったね」
今度は血の滲んだ歯形を舌でなぞる
それから鎖骨に噛みついて徐々に歯を立てるとその力に合わせて少年は声を上げた
「いっ....ぁぁ..」
いきなり噛みつくより、ゆっくり徐々に皮膚に歯を入れ込んでいくほうが痛みが強い
皮膚の薄い鎖骨は直に触れる骨の歯触りがたまらなく良かった
ゴリゴリと音をたてて啜ると唾液に交じって鉄の味がする
夢中になりすぎて少年の苦痛にうめく声も、逃れようと仰け反る体にも全く気付かなかった
そのことに気付いて顔を上げた時には少年は真っ赤な顔に溢れる涙でいっぱいになっていた
「痛かった?」
囁く彼に少年は助けを求めるような目を向ける
「大丈夫、大丈夫、壊れるまではしないから」
そういってそのまま胸元に顔をうずめた
ツンと赤く色づいた尖りを見つけると舌先で転がしてみる
身体がピクピクと小刻みに震えて、無意識に引っ張る手錠がガシャガシャと鳴った
彼は片方を指でつまみあげて、もう片方を唇で啄んでみる
撫でまわすように手のひらで転がし、舌で潰すように味わった
「はっ....んぁっ...」
そうして少年から吐息が漏れだすのを彼は待っていた
あぁ...この赤く熟れた花を無理やり引きちぎるようにもぎ取れば一体どんな声を聞かせてくれるのだろう
彼はゴクリと喉を上下にならして、実行する
小さな乳首に思い切り歯を立てて、引きちぎるように顔を捩った
その瞬間、少年は彼の身体も一緒に跳ね上がるほどの勢いで仰け反り、今まで聞いたこともないような悲鳴をあげた
「ぎゃぃあぁぁあぁぁ!!!」
耳を劈くような声が部屋中に響いく
額から玉のような汗を吹き出し、手足をバタつかせてその傷みに全身で抵抗した
彼は器用に暴れる脚を押さえつけて口の中で半分取れかけたその小さな肉の塊を最後まで左右に捩って自分のものにしようとする
「あぁぁぁ!!!」
絶え間なく続く激痛に、少年は叫び続けるしかなかった
ベリッと皮膚の一片が取れるような音がして、それと同時に彼はその肉の塊を飲み込んだ
「あははっ!ユウのもらっちゃった」
嬉しそうに笑うその口元は少年の血液でひどく汚れていた
少年の片方の乳首から血が噴き出すように流れ肋の筋に沿ってベットへ流れていく
「あとで手当てしてあげるから大丈夫だよ」
その血に汚れた胸をなおも愛おしそうに撫で、その流れた血液も啜るように舐める
先ほどまで暴れていた少年はピタリと叫ぶのをやめた
聞こえてくるのは苦しそうに息を吐く、呼吸の音だけだった
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