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「ふっ......んぅ...」
息を吸う暇も与えない
ベットの上でそれくらい夢中になって少年の唇を吸った
頭を押さえつけて身動きは一切とらせない
乱暴に口内を陵辱して、溢れ出る唾液を流し込んで内部から少年を侵食していく
口の端から喉の動きに追いつけない雫が首筋を伝って流れていく
背中に手をまわして裾から直に皮膚に触れる
するとさっきまで室外にいたせいで冷えてしまっていた体が徐々に体温を上げていくのが分かる
背中に遊ぶように指先を転がして、爪先を引っ掻くように立ててみる
薄目で少年を見てみるとそのたびにピクピクと眉毛が動いて反応していた
「はぁ...」
吐息とともに唇が離れても少年は舌を出したままその余韻に浸っていた
「ねぇ...ここ触ってもいい?」
彼がそういって指を指す
指した先は右胸にあてがわれたガーゼの中央
少年の目がゆっくりと彼に焦点を合わせていく
「痛くしないから...いい?」
そういって人差し指をトンとそこに当てた
怯えるでもなく嫌がるわけでもなくただ少年はぼんやりと彼を見つめるだけ
「これ外すよ?」
彼はそういってガーゼが止められている十字のテープを指でなぞった
剥がれかけたテープの先をつまんでゆっくりと引き下げていく
ピリピリと小さな音をたててながら剥がれていく皮膚に薄いピンク色のテープの跡が残る
横の十字のテープも同様にゆっくり剥がしガーゼごと取り外す
少年の真っ白い肌にピンクの跡が残り、その右胸は十字架が刻まれているように見えた
「いいね....それ」
たまらない背徳感が彼の中心を痺れさせていく
手当の甲斐あって右胸の傷はひどくなることもなくかさぶたになるまでになっていた
黒くしこりのようなかさぶたに触れて軽い力で押してみる
「痛い?」
確かめながらもう一度今度は少し強めに押してみる
「...!」
すると少年は少し顔をゆがめて下唇を噛んだ
「まだ痛いか...」
今まで覆われていた右胸は久しぶりに外気にさらされて、少し触れられただけでも敏感に感じる
「ぁ.....」
「気持ちいい?」
少年が思わず漏らす声を彼は聞き逃さなかった
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