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自分でやって
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ーもどかしい。
ゾクゾクするけど、決定的な感覚がなくて物足りない。
おかしくなっていく頭は、直接刺激が欲しくて自分で僕自身に手を伸ばした。
けど、
「こら」
普通に気づいていた二ノ宮君はすかさず僕の腕を掴んでそれを止める。
止められたことより、僕の考えが二ノ宮君にばれてしまったことが恥ずかしい。
「触って欲しい?」
「…………って、」
「ん?」
「触って、欲しい。けど、僕だけはヤダ」
両腕で顔を隠しながらそう言うと、ふっと二ノ宮君は離れていった。
ーわがまま、すぎたかな。
「あの、やっぱり………んっ」
やっぱり大丈夫と言おうとした時、そこに感じたのは、冷たさと熱さ。
冷たい二ノ宮君の手と、熱い二ノ宮君のそこ。
一緒に掴まれて、ゆるゆると動かされる。
「えっ、あっ、まっ…!」
直接的な刺激が欲しいとは思ったけれども、予想以上の刺激に焦る。
「一緒、なんだろ?」
「…っん?」
「僕だけはヤダって、一緒ならいいんだろ?っ」
「んっ、二ノ宮、君…っは、気持ちいい?」
「っあぁ」
下から、眉を寄せた二ノ宮君の顔を覗き込む。
怒ってるのとはまた違うその色気を放つ表情にどくりと心臓が脈打つ。
冷たい熱い、冷たい熱い、熱い熱い。
真逆の温度が余計に感じさせる。
「くっ」
「あぁっ」
二ノ宮君がイったのと同時に、僕も2回目を吐き出した。
僕の隣にバタリと二ノ宮君も寝転ぶ。
「ヤバイな」
少し乱れている息を整えながらそう言った。
「だ、いじょぶ?」
「あぁ」
「疲れた?」
「いや、…………そうだな」
一度考えるように間が空いた後。
「疲れたから、少し動けそうにない」
そんなの、嘘だってわかってるけど。
「ど、どうすればいい?」
二ノ宮君に考えがあるなら。
じゃあ、手出してと言われる。
「ん、?」
手のひらに出されたのは、トロトロした液体。
「これって…」
「ローション」
ですよね。
「それで、自分でほぐして?」
「え、」
ほぐす、とは自分で指を入れろということだろうか。
「やり方、わかんないんですけど…」
「まず一本入れて、動かす。
少しほぐれてきたら指増やしていけばいい」
そんな大雑把な説明でいいものだろうか。けれど「できない」なんて言えるわけもない。
わからないことだらけだけど。
怖いけど。
二ノ宮君のために頑張るしか、ない。
左手はベットについて、右手を前から奥へと回す。
「ん、」
ちらっと二ノ宮君を見ると、ばっちり見られていて目があうと「ん?」と微笑む。
ーや、やっぱり動けないなんて嘘じゃないですか…っ。
これ以上見てると、僕が持ちそうになくて、さっと目をそらした。
「んっ、は、ぁ」
意を決して目を瞑り、中指だけ、お尻の穴に押し込んだ。
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