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くしゃくしゃと、
ピチョンピチョンと、音が聞こえる。
それに、なんだか温かくて、気持ちいい…。
気持ちいい?
「ん、……」
ゆっくりと目を開けると、目の前の鏡の向こうで二ノ宮君と目があった。
「あ、遥起きたか?」
体を流すと、お風呂に来た後寝入ってしまったらしい。
「ずっと、寝てた?」
「いや、5分も経ってねぇよ。まだ寝ててもいいのに」
そう言う二ノ宮君は、さっきから僕の髪をくしゃくしゃと洗っている。
「自分で洗うよ?」
「俺がしたいんだ。お前の髪柔らかくて気持ちいいし」
ずっと触ってたいくらい、と笑う二ノ宮君は、確かにもう泡立って流していい頃なのにずっと髪をくしゃくしゃやってる。
「んー」
「どうした?」
「気持ちいいなって思って」
人に髪を洗ってもらったことなんて、いつぶりだろうか。
僕のそんな言葉に、二ノ宮君はクスリと笑う。
「それ、さっきベットで言って欲しかったな」
「……っ、あ、ごめ…っん」
ごめん、と言う前に思いっきり上からお湯をかけられた。
「ごめん禁止。また今度だな」
言いながら、泡が残らないように丁寧に洗う。
「まさとくん」
「ん?」
「髪洗うの、上手だね」
感覚のわからない人の髪をこんなに気持ちよく洗えるなんて凄いや。
「そうか?」
「うん、凄くじょーず」
えへへっと笑いが出る。
「どうしたんだよ」
そう言う二ノ宮くんも笑ってる。
「これ、やってもらえるの僕だけだー、なんて……」
嬉しかったり。
言った後、なんだか凄く恥ずかしくなった。
「あ、いや、僕だけっていうか、…僕だけじゃなくても………でも、あー」
「どうした」
背中がにくる振動で、二ノ宮君笑ってるってわかる。
「遥だけなの?他にもしていいの?」
「……僕だけで、お願いします」
ここは、譲れない、かな。
「じゃあ、髪乾かす時も俺がやる」
「それは、迷惑じゃない?」
「俺はお前に触りたいし、お前はこうされるの好きなら、丁度いいだろ?」
「ん」
さてと、と。
「遥、そこの縁に手ついて」
広い広い浴槽の、縁を指差す。
「?なんで?」
「いいから」
頭にはてなマークを浮かべながらも、さっきの行為のせいで力の入らない下半身を踏ん張って、手は言われた通りに縁を握る。
そして、僕のお腹に抱えるように二ノ宮君の左腕が回る。
「ん?ん?」
「絶対力入らなくなるから」
シャワーを出す音が聞こえた。
「遥」
「、なに?」
「声、出してもいいからな」
「え、ん?何が??」
ますますわからない。
声を出すって、どういうこと?
悶々と考えていると、お尻に当てられた指。
え、まって、まって、なに…?
「あの、まさとくん…なにや、っひあっ」
そのままグググっと入ってくる。
少し広げられただけで、太ももを伝ってくるものに、混乱する頭で考えた。
ま、さか、さっきの…。
「まさと、くん、っ、あの、っ」
「我慢しててな。出さないと後がキツイから」
「え、んっ、ん、くぁ…っ」
まだ柔らかいから、すぐ終わるよと。
そ、そういうことじゃなくて!
ほぐされる感覚とは違い、指を曲げて掻き出される。その感覚に、締めてしまわないようにするのが精一杯で。
「あ、あぅ、んっ」
しばらく耐えていると、指を抜かれた。
「終わったよ。大丈夫か?」
「うん……っ」
下に見える、流れる水と一緒の白いもの。
それが僕の中から出てきたものだと想像しただけで、体がボンっと熱くなる。
「キツイ?」
「大丈夫、です」
「ん」
その後、広い浴槽に何故かくっついて入って、お風呂から出た。
もちろん、髪は乾かしてもらったけど…。
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