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こいつが俺を 桜月side
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ゆっくりと、1本の指でナカを押される感覚。
入っている指は1本なのに、圧迫感が凄い。
息を止めないようにするので精一杯だった。
あと、少しの痛み。
いや訂正しよう、尋常じゃない痛み。
まぁ通常の用途とは違うことをしているのだから、痛いのは当然なんだが、
ー気持ち、わる……っ
見てきた受けみたいに気持ち良く感じられらない。やはりあれはファンタジーだからだろうか。
「っ、ぃっ、………っ、つぅ…」
唇を噛んで、目を瞑って耐えるしかない。
どうしよう。
自身が、なくなっていく。
「桜月…?」
堪えているけれど、痛みを隠せない俺の様子に保健医が声をかけた。
かといって今応えれる余裕もない。
血が出そうなくらい強く噛んでいた唇に気づいた。
「桜月、痛いのか?」
「っ、ったい……」
いつものように、堪えて大丈夫だとうそをつくよりも。心配そうに優しく聞いてきた保健医の声に甘えた。
待ってろ、といった保健医の指は探るように俺の中を動き回る。
「んっ!?、な、………っん、ぁ…」
ぐり、ぐり、ぐり、と。
押される。
お、される。
「はっ、ま、て……….一回、抜けっ!」
あまりの違和感に目尻に涙が滲む。
「抜いて、ほんと、抜いて、……くださっ」
逃げたくないけれど。
こればっかりは、怖気ずく。
「……」
「無理、ほんと、……っ、む、り、ぃあっ!?」
ビクンっと、体が浮いた。反った。
うそ、まじか。
あれか、あれなのか。
「ここか」
前立腺なのか!
体が跳ねたところを、何回も押される。
想像以上の刺激が身体中を襲い、だんだんと頭の働きを溶かしていく。
「や、だ、……やだ、やだ!」
「ちょ、桜月、どうしたんだ」
いろんな本を見てきて、前立腺で善がる受けの話はいくつもあった。けど、それで善がる受けは可愛かったけれど、自分となれば話は別だ。
あんな、自分がわからなくなりそうな。
「桜月、大丈夫、大丈夫だから」
大丈夫だと、頭をするりと撫でられる。
けれど顔は優しいくせに指は遠慮なく動いてるんだから、たまったもんじゃない。
「ひっ、ぃ、っはぁ、……、」
力が入る体を、必死に力が入らないように浅い息を繰り返す。
突然抜かれた指に驚いていると、その質量をまして入ってくる。
別々に動くそれは、さっきと変わらず保健医の指。
ただ、二本に増えたというだけで。
「ま、じ、……、ありえ、ねぇっ」
けれど、確実に言えることはさっきよりも痛みは感じないということ。
その後も、ゆっくり、着実に解されていく。
押されたり、広げられたり。
顔の横のシーツを必死に掴んだ。
「桜月」
やめろ。
「桜月」
やめてくれ。
ほんと、おかしくなるから。
あんたの声で、おかしくなるから。
「うっさいな、…」
したくもないのに。
悪態を吐くことしか、できない。
「………なおと」
「っ!?」
な、なんで、今下で呼ぶんだ。
低く甘く、掠れた声で呼ぶのは俺の名前。
「早くお前に入れたいよ、直人」
「え、エロおやじかよ……」
変なこと言いながら、でも俺を見る目は真剣で。
「俺も歳かなぁ」
「はっ、ジジイ」
「言ったな?」
ニヤリと笑って、いつのまにか止まっていた指の動きを再開した。
それも、さっきより激しく、前立腺を狙って。
「っ、なっ、やめ、……く、っそ…!」
一瞬喉が反った。
苦しい。キツイ。………出したい、なんて。
もうほんと、こいつといるとだんだん自分が恥ずかしくなってくる。
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